ぼくぱぐ工房 Blog
2020/08/05 20:52
金澤麻由子の描く
動物たちの小さな美術館へようこそ!
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あるがままを楽しむ専門家
ぼくぱぐ工房です
このたび、
自身の結婚式の実話を元に描いた絵本、
『さすらいのルーロット』 を、 出版ワークスより
8月31日(月)に出版するのですが、
(あと3週間♪)
この絵本を作った経緯について
お話ししますね♪
まず、ずっと一貫して
作品のテーマにしてきているのは
「癒し・心の潤い」です。
特に、今回の新作絵本『さすらいのルーロット』では
頑張りすぎて心を壊してしまう方を
一人でも多く癒したい
そんな想いで作りました。
現代において、
自然やふるさとから離れ、
助けを求められず 、
頑張りすぎて心を壊して
亡くなってしまう人が増えている現状があります。
そんな中、私は、
普段頑張っておられる大人の方やお子さんが
少しでも癒しになり、
「自分を大切にする時間」を持ってもらえるようにと
絵本『さすらいのルーロット』を作りました。
私は美術を志して以来、
絵本・映像アニメーション・インタラクティブアートを手掛けてきて、
国内外の美術館での発表や、
外務省『日本ブランド発信事業』派遣芸術家に選ばれるなど
光栄な機会にも恵まれてきました。
そんな矢先、
完璧なパフォーマンスを届けたいと
孤軍奮闘するあまりに、
オーバーワークとなり体を壊してしまいました。
まさか私が・・
こんなはずじゃなかったのに・・
不自由な体は1年以上長引き、
出口の見えない不安な毎日を過ごしていました(;;)
さらに、
春に菜の花畑で結婚式を控えていた
私の夢を砕くことが起きました。
それは、
私たち夫婦が秋に植えた菜の花が
咲かなかったのです。
諦めきれず、
近所の農家さんに菜の花を分けてもらっては、
一人で植え替えを始めました。
次に、主人も手伝ってくれましたが、
それまで小さな畑だと思っていた挙式会場の広さに
私は途方に暮れました。
そんな四苦八苦している
私たち夫婦の姿を見かねた農家さんが、
次々に仲間に声をかけて集まってくださり、
やがて、菜の花植え替えは、
一大プロジェクトに発展しました。
翌週末を挙式に控えた、
よく晴れた日曜日、
朝早くからたくさんの農家の方々が
駆けつけてくださり、
その日の夕方、
私の目の前に一日にして
約1500㎡一面の菜の花畑が出現しました。
それはもう、とても美しい光景で、
同時に温かいものが胸に広がっていきました。
それまでの私は、
ずっと自分一人だけで乗り越えようと
もがいてきました。
それが、夫と出会って「ふたり」になり、
農家さんたちと出会って「みんな」になりました。
人の思いやりに触れ、
世界が優しいものに変わっていく過程で、
張り詰めている心が癒され、
長年の体調不良も治っていったという過去があります。
私は、過去の私のように、
一人で抱え込み、悩んでおられる方に向けて、
「一人じゃないよ」と伝え、
絵本で希望を伝え、
一人でも多くの方々を癒し、
絵の力で救いたいと強く願っています。
そんな気持ちでできた作品が
絵本『さすらいのルーロット』なんです。
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