ぼくぱぐ工房 Blog
2020/01/20 22:05
金澤麻由子の描く
動物たちの小さな美術館へようこそ!
=================
あるがままを楽しむ専門家
ぼくぱぐ工房です♪
先週1月17日の25年前は
阪神淡路大震災の日でした。。。
25年前、私は中学一年生
神戸の西側の地区に住んでいて
なんども突き上げる大地の怒りに
「もうやめて・・・!」
布団にくるまりながら
拝んでいました。
当時は被害状況など
想像もなかなか着かなくて
地元の駅からもあまり
出歩いたことがなかったので
2つ隣の区で起こっていることは
どこか遠い世界のようにも
デレビで眺めていました。
いつまでも火事が続き
交通渋滞で救援物資も救護の手も
届かない当時の神戸。
私は、小さな家の中で
その被災を体験していて
その集落の中で、
水を工面したり
食べ物を分け合ったり
親戚に安否を確認したりと
過ごしていました。
その時は、
「ただ生きる」
ことのみが大事で
とても真摯に被災した日々に
向き合っていました
そして私は今、その当時
一番被害が大きかった
神戸市長田地区に住んでいるのですが
今のこの街は
恐ろしく整っていて、綺麗で
新しい家々も多く、
マンション、スーパーが軒並み新築として売られている
この街を歩くたびに
どれだけの破壊と混乱があったからなのか
美しい街を感じると同時に
この過去感じずにはいられません。。。
そんな私の元に3年前
「もう、地震に負けない」
そんな意志を持つ
ある一人の消防士さんからの
絵本制作のお話が舞い込んできました。
「オール被災者で作りたかった」
神戸のBL出版
消防士の谷さん
児童文学作家の畑中さん
そして私。
年代は30代から70代まで
それぞれだったけれど
神戸が大好きで
あの震災のもどかしさ、恐ろしさを
十分に味わってきたメンバーたちによる
「自然災害はまた起こる
でも、今度は勝てるように全力を尽くす」
その意志の力でできたのが、絵本
地震がおきたら
原案: 谷 敏行
文: 畑中弘子
絵: かなざわ まゆこ
企画・協力: 神戸市消防局
出版社: BL出版
つづく・・・